ヒデ

呪詛のヒデのレビュー・感想・評価

呪詛(2022年製作の映画)
3.6
「私はリー・ルオナン。6年前に恐ろしいタブーを破った。当時この件に関わった全員に、不幸が降りかかった」

主人公の女性は元YouTuber。自分が過去にした行いのせいで娘に呪いが降り掛かってしまい、それをなんとかしようと奮闘するお話。

珍しい視聴者参加型の撮り方で面白かった。「この符号を10秒見て」「この呪文を心の中で唱えて」みたいな感じで煽ってくるので、やる気はなくてもなんかやらされてる感がある。

冒頭はめっちゃ怖かったけど、宗教的儀式(地下道のくだり)の辺りから自分と遠い感じがして逆に怖くなくなった。音響や視覚的にはそんなに驚かせに来ないので、ホラー苦手な人でも割と観やすいかも。

ラストのどんでん返しは観た人の気持ちをいい意味で踏み躙っていて、個人的には好き。


以下、セリフメモ。


「娘の呪いを解くために、皆さんの力を借りたくてこれを撮った。このまま見てくれるなら万が一に備え、覚えるまでこの符号を見てほしい。10...9...」

「ドゥオドゥオ!何があったの!落ち着いて…」

「ママ!悪者がいる!上だよ!」

「私は神様に選ばれた。だから仏母は私の耳をとっていったの」

「妊娠は本当か?」
「何よ。怖いの?」
「…名前は"チェン・ラートン"で」

「君は親として不適格だと通報した。私は医学的に自分の子供を作れないんだ。私はシエ・チーミン。シエ・チーミン。シエ・チーミン…」

「ママがあなたを妊娠した時、あなたを神様に捧げたのよ」

「助けて。念じるだけでいい。ホーホッシオンイーシーセンウーマ…」

「あの呪文を覚えてる?私と一緒に心の中で呪文を唱えてほしい」

「ごめんなさい。嘘をついた。続きを見たくないのなら、好きなものを3つ思い浮かべて。今から──目を閉じて」
ヒデ

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