スローモーション男

こどもかいぎのスローモーション男のレビュー・感想・評価

こどもかいぎ(2022年製作の映画)
5.0
 いやー素晴らしい!!!

今年一番のドキュメンタリー映画です!

とある保育園で実施されている「こどもかいぎ」という保育園児たちに自由に発言して色んなことを知っていく会議。
この模様と保育園の子供たち主体の取り組みを映しながら、日本の教育、そして大人の在り方を見つめ直す物語。

 まず、子供たちが可愛い!色んな個性を持った子がいて、みんな憎めない。
 明るく発言する子、なんで?と質問ばかりする子、話が長い子、消極的でおとなしい子。

その子たちによる「こどもかいぎ」👦👧
 他の人の話は聞く
 傷つける言葉は言わない
 そして、自由に発言する
先生はサポート役として回ります。

というかずっと爆笑しちゃってました!
「東京ダイバーシティで生まれた!」
子供ってこんなにも自由なんだって、感動しちゃいました。

それと、喧嘩した子供を席に座らせて話し合わせる「ピーステーブル」
大切なのはごめんなさいや解決ではなく、お互いの理解。
この保育園の政策は北欧のスウェーデンの教育にも近いなと感じました。

あと、子供がトラブルを起こしたら自分達で解決をさせる。
帽子を屋根にのせてしまいホウキで取る。すると他の子達はホウキに興味を持ち、掃除をし始める!
勝手に大人がやらずに、子供たちに自主的に行動すると新たな行動をする。

三輪車の譲り合いも素晴らしいし、赤ちゃんの見守りも。

そして「喧嘩」が「戦争」になるこの世界、なんで話し合わずに銃を持つんだろう?この言葉が刺さる…。
今の世界に聞かせたい。

子供のことを見つめると大人の問題が分かってくる。
子供を子供扱いするのは本当に良くないことで、思っているよりも賢いですよ!

この映画から、そして子供たちから、かなり多くのことを学びました。
まずは話し合いをしてみます!

作ってくれた皆さんに感謝します!