このレビューはネタバレを含みます
全大人に観てほしい。
邦画ドキュメンタリーで1番よかった。
ナレーションはほぼ無い。
子どもたちの日常の一瞬一瞬を逃さない、というより、日常で起きた面白い場面にアンテナを張り、観察する撮影の技術に感心した。
とくにお気に入りは、三輪車を代わりばんこするところ。先生は座って見守る。普通なら代わってあげないと!って注意しそうなところを、子どもたちが何をしてほしくて、何がしたいかしっかり理解したうえで見守る。結果、なかなか貸してあげなかった子も、自分が貸してもらえない立場になると逆の立場の気持ちがわかり、貸してあげると優しいね!って褒めてくれる。
こどもだからって勝手に線引きをしていたかもしれない、こどもにはしっかり悩みがあり、考えがある。そしてそれを解決するのは必ずしも大人の役目とは限らない。
「大人が全部最後までやってあげない。」
「見守る本質」これを学べただけで、この映画には感謝しかない。素晴らしい映画を作ってくれてありがとう。
あと、先生のギャグ最高
「ゴキブリの動きぶり」