M・ナイト・シャマラン監督最新作。
ある家族の元に男女4人組が現れて、家族の命かこの世の終わりのどちらを取るのか究極の選択を迫る物語。
黙示録を題材にした物語なんだそうですが、正直なところ全くピンとこなかったです。
この4人組の正体については終盤に明かされるのですが、それを聞いたところで「だから何なの?」となるだけで、根は普通の人間であるところからも、明らかな悪キャラクターでないので中途半端に感じてしまいました。
そこが余計に怖いと感じる人もいらっしゃるかもしれませんが…。
また、世界を救えるのがどうしてこの家族だったのかもよくわかりませんでした。
ゲイカップルであるところが関係してそうですが、彼らでないといけない確かな理由がないところにモヤモヤを感じました。
原作と本作の結末が異なっているところも、あえて変える必要があったのかだろうか…と感じずにはいられません。
デイヴ・バウティスタが道具を持って家をノックするという絵はインパクトがあっておぞましいですが、そもそも殺意がないのであまりドキドキ感はなかったです…
主人公のゲイカップルを当事者同士で演じているのは良い点だと思ったのですが、全体的には残念でした。