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パレスチナのピアニストの猫のレビュー・感想・評価

パレスチナのピアニスト(2020年製作の映画)
3.8
音楽に満ちたドキュメンタリーだった。

ミシャの住まいは
パレスチナ自治区のラマッラ
パレスチナ人の父、ロシア人の母を持ち
エルサレムに住むイスラエル人の先生のもとで、レッスンを受けている。
習い始めて3年余りでコンクールに優勝。
レッスンに通うのに3時間かかり
勉強もしなければいけないから
毎日の練習時間は3時間位。
これぞ天賦の才能!
お菓子づくりが大好きなピアノの先生が
大阪のオバちゃんみたいで、
良かったなあ(勝手なイメージです😁)

"子ども達にピアノを教えないか?
コンサートだけで食べていくのは大変だよ"
という楽器店主
"決めるのは君だけど"
といいながら
さり気なく"医者が向いてると思う"と
誘導する父親
どこの国でも、いつの時代でも
芸術で食べていくのは大変だということだよね。
そんな大人達に怯むことなく
“僕は演奏するのが好きなんだ” と
羨ましい位の実直さ。
彼の今後の成長と活躍を見守りたくなった。
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