年齢を重ねるほど特定の友人と過ごす時間って短くなっていくものだけど、コミュニティが限られる幼少期〜青年期は"親友"っていう言葉をやけに使いたがるし、恋愛感情はなくても友人に対する執着が生まれやすい。レミとの親密な関係を同性愛的に捉えられたことにレオが拒絶を示して亀裂が生まれてしまったけど、時間の経過と共に自然な距離感になる未来もあっただろうなと思う。
2人の関係性はどう帰着するんだろう(修復するのか離れたままなのか)と思っていたら予想外の展開だった。中盤の出来事以降回想を挟まずに淡々と日々が過ぎるのがかなり苦しいけど、レオがちゃんと折り合いをつけて前に進めてよかった。
冒頭の瑞々しくて美しいシーンがラストであんなに重みを持つことになるとは、、。