幼なじみのレオとレミは寝るのも一緒、朝ごはんを食べるのも一緒、遊ぶのも一緒。兄弟のように心から信頼しあっていた。
中学に上がると、距離の近い二人を見たクラスの女子から「付き合ってるの？」と聞かれる。全否定するも、レオは少しづつレミとの距離をとるようになる。クラスメイトと中を深めていくレオとそうでないレミ。2人の距離はどんどん離れていき、些細なことで大喧嘩してしまう。そんな関係のまま別れは突然やってくる……。
レオがレミと距離をとるのはカップルと思われたくないからだと思ってたけど、色々考えてみたらレオはレミに友達とは違う好意を持っていたのかもしれない。だから隠さなきゃ行けないと思ってたのかな。レミはレオのことを1番の“友達”だと思っていたから、その気持ちの食い違いがこんな結末にしてしまったのかな。
骨折して、レミの感じた痛みを考えるとこれまで出てこなかった涙が溢れてくるシーンは思わずこちらも涙を流していました。
本作は音楽があまり使われていなかったが、最後の儚げな音楽とともに結末を迎え、花畑の中振り向くレオの顔はなんとも美しかった。
子供にとってはあまりにも重い責任、忘れることの無い出来事。だけどレオには前を向いてこれからの人生楽しんで欲しいと思いました。
