いち麦

告白、あるいは完璧な弁護のいち麦のレビュー・感想・評価

告白、あるいは完璧な弁護(2020年製作の映画)
4.0
スペイン製「インビジブル・ゲスト 悪魔の証明」の韓国版リメイク。原版がコッテリしたドンデン返しミステリー・サスペンスだったがこちらもその味わいをほぼ変えずに翻案されていて良かった。一部、台詞までそのまま踏襲していたが、被害者青年の母親の設定周りなどは若干の変更あり。一番の違いは同じ着地ながら終盤に如何にも韓国製らしいドロドロとした展開が付け足されていたことだろうか。ちょっとくどい感じがした。でも、相手には分からない、ある人物の真の姿を観客だけに映像で示す山場の演出は原版にはないもので高揚した。
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