コーディー

告白、あるいは完璧な弁護のコーディーのレビュー・感想・評価

告白、あるいは完璧な弁護(2020年製作の映画)
3.9
不倫相手の死により容疑をかけられた男と弁護士の対話。自白をもとに無罪を立証しようとするも真相に手を掛けたと思えばまた深まり二人の間で現実と想像が錯綜する…
巧妙に視点&主導権を切り替えながら複雑化する展開、俳優の駆け引きもなかなかに見応えありで面白い!

不利な状況ながら潔白を主張し続ける容疑者ミンホ。彼の本質が掴めないまま積み重ねられる回想シーンに揺さぶられ、事件はますます捻れていく。そんな死角がジワジワと明らかになる緊迫、そして不意を突かれる快感w
多少現実離れした部分もあるけど雪降る山荘での張り詰めた心理劇に最後まで没入した。

真偽どっちなんだい!と、どっちにも見えるソ・ジソブの冷静な表情に翻弄されたし徐々に圧をかけていくキム・ユンジンの迫力も良い。そして不倫相手を演じたナナのミステリー映えする存在感が良い緊張感を持続させてたし、とても魅力的でした。
オリジナル未見なのもあって余計に推理劇を楽しめた。