DVDでしか観たことがなく4K版を初めて観ましたが、シンプルにこんなに怖かったっけ😅っていうのが第一印象。
ベタなことを言うようですが、音楽と映像がキレイになるだけで結構恐怖感増してました。
ゾンビ映画のお決まり事みたいなシチュエーションを数々生み出しただけでなく、カニバリズムや人間の極限状態などのタブーに踏み込んだ元祖作品とも言えます。
自ずと頼り甲斐がありそうなベン(主人公)が正しいんじゃないかと錯覚してしまいますが、登場人物みんな荒削りな性格で、結局自分のことしか考えてないんですよね。人間である以上恐怖心が勝ってしまうのは仕方がないことですが...。
強いて言うならトムだけはまとも。トム以外の人間の協調性はほぼゼロ。
本作は人間怖い映画でもあるんですが、それ故にあの皮肉の効いた終盤の展開が一番怖かったです。まるで『ミスト』を観ているよう。
後味の悪さはやはり一級品。評価されてるだけあって完成度はかなり高いんです😁