よつぎドール

コンビニエンス・ストーリーのよつぎドールのレビュー・感想・評価

1.0
不思議な作品です。

カオスを積み重ねて、アートを作りあげた感じです。

意味を理解しようとしたらいけない映画なんでしょうね。

それはいいんです。
表現技法だし。
そこに対してはむしろアリだと感じます。

不思議でイカれた世界観の映画としてならこの評価にはならないんです。

しかし、致命的なダメさがあります。

映画としてうるさいです。
いちいちでかい音で脅かそう、アングルで意味なく脅かそうとする映画は、個人的に嫌いなんです。
理由は、極めてチープに感じるから。

ホラー映画にせよ、脅かしはアクセントだから良いのであり、無意味な場面ではただただ興醒めなだけです。

だからJホラーもかなりショボい映画が多いのでは。
これは、安直技法です。
そして、安直が散りばめられすぎなんです。

感情移入できないのは良い。
アートならば。むしろアリ。
とりあえず見てみよう。

意味がなくても良い。
アートならば。むしろアリ。
感じとろう。

しかし、音で誤魔化したりするのは
安いホラーならではだと感じるので。
アートでもなんでもないかなと。

不思議な世界観は嫌いでは無いですがいちいち無意味にうるさいので、私は苦手です。

何度も言いますが
イカれた世界観自体は面白いと思います。

もう少し効果的に、聴覚視覚効果を入れなきゃ、ダメな作品になる見本みたいな感じでした。

好き嫌い分かれるんでしょうな。
この作品。

コンビニの棚をのぞいたりしたら、異世界!
と呼べない謎の山奥に行きました。
色々ありました。

まあ、振り返ればあれは
きっと死んだのだから仕方ないか。

とりあえず、なにかと気持ち悪いものを作りたかったんでしょうが、残念極まりないです。

あ、役者さんは良かったと思います。
演出の一部にガッカリしたわけなので。

と、酷評してしまった💧

「振りかえらないで」