栗林亮輔

天使の涙 4Kレストア版の栗林亮輔のレビュー・感想・評価

天使の涙 4Kレストア版(1995年製作の映画)
-
ウォンカーウァイ2本目
やっぱりこの人の映画は音楽と画がすごい。脚本、というか会話劇ではない。そう考えるとナイトオンザプラネットとかとは真逆だ。
そして恋愛系、恋愛系なんだけど初めて見る恋愛系と言うか、恋愛って確かに会話劇とか、そういうプロットの上で成立するんじゃなくて、感覚的なものだからもちろん言葉にできないよなって思う。この映画は音と匂いがする。言葉がない分そう言うところにいってるのかも。恋愛してる時って景色が綺麗で、楽しくて、辛いよな、的な。そういう当たり前を非言語で、ほぼ画と音楽とカット割りだけで構成してる。それがやばい。登場人物たちの会話劇がない。やばい