Newman

ロストケアのNewmanのレビュー・感想・評価

ロストケア(2023年製作の映画)
3.8
家族では面倒を見てあげる限度を超えてしまって手助けが必要だと考えて介護のお世話になっていたら、その介護者が家族たちも大変だし、本人は認知症を発症していて分からなくなっているが家族に迷惑をかけるよりは死を望んでいるのではないかと考えて、次々に老人を殺害してしまう話でした。確かに、介護されている老人のうちには死にたいと思っている人もいるだろうし、この映画のように劇的ではないにしても家族の側も介護に疲れ果ててしまっていることもあるでしょう。親が子どもと一緒に住むことを望み、子どもも施設に入れるのは可哀想と考えてしまうこともあるだろうが、そんなときに大切なのは、もう無理と感じたときには介護施設の検討が必要なのではないかと思う。そうでなければ、親も子も両者ともに不幸になってしまう。鈴鹿央士さんが検察事務官の役で出ていました。似合っていました。どんな人と調べたら広瀬すずさんがロケで鈴鹿さんが通っている高校に行き、鈴鹿さんがエキストラとして参加していたときに彼女がマネージャーにスカウトするよう進言したとありました。背が高く、もの凄く顔が小さくて可愛い子がいると。柄本明さんはたくさんの映画に出てどんな役でもこなしてしまうなぁと感心して観ていました。
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