【これは殺人か、それとも魂の救済か】
そんな一本
訪問看護サービスを受けていた老人宅から
老人とサービス施設の所長の死体が見つかる
調査が進むうちに
その訪問看護施設で働く一人の男が
42人もの老人たちを殺害していたことが判明
なぜ大量殺人をしたのか?と問われた男は
「僕は殺したのではありません
42人を救ったのです」と答えるのだった
︙
超高齢化社会の日本が現在直面しており
そしてこれから更に過酷な状況になっていく
『介護問題』をテーマにした作品
殺人犯役の松山ケンイチさん
検事役の長澤まさみさん
そして、柄本明さんの演技がとても良かった
カテゴリがサスペンスになっているけれど
正直サスペンスものではなかったな
それと出演者の演技は素晴らしいと思う反面
被害者家族が
ほぼメインストーリーに絡んでこないのは
どうなのかな…と
他にも主演含め女性キャラの表現の仕方
映画の〆方…等々
構成的に気になる点が多数で
イマイチ集中出来ず
でも『これは映画の中だけのお話』等と
悠長に全く言っていられない現実を
しっかりと提示してくる作品なのは間違いない