トムコーディ

ザリガニの鳴くところのトムコーディのネタバレレビュー・内容・結末

ザリガニの鳴くところ(2022年製作の映画)
3.9

このレビューはネタバレを含みます

 初めは見晴台の下の謎の男の死体発見から、湿地帯に住むカイアの孤独な辛い青春恋愛人生記なのかと思いきや、進むに連れて回想と今の容疑者として裁判闘争と変わって何だこの映画は!と。
 しかしなかなか斬新な切り口でどうなるのやらと。ラストはハッピーエンドなんだろうと予想はできたかな。ラストに老いたカイアが、出ていった時の若い母親がそこの曲がり角から帰ってくるシーンにジーンときました。そこで人生の終焉と。(涙)やっぱりお母さんのへの相互の愛情なのよねと。
 そして、本の中には、亡くなった(付き合った二人目)男に上げた貝殻のネックレスが出てくる辺り、なかなか意味深でしたね(多分答えなんですよね)。
 出版社と打ち合わせに行ったときのカマキリの話しでしたか?メスがオスを食べると言う話、これも仕掛けられた会話なのか、凄く意味深いギミックを感じました。カイアが、自然は善も悪もないのかもしれませんね、と。それは、生きるためだからですと。言う言葉!!それが今回の事件の答え。
 凄く突き刺さりました(こう言う所や最後の落ちが若干ミステリーなのかな)。なかなか面白く良作でした。
 でも題名からはどんなストーリーなのかな?全く想像つかない、もう少し良い題名なかったのか?(笑)と思いますが。