王冠と霜月いつか

“それ”がいる森の王冠と霜月いつかのネタバレレビュー・内容・結末

“それ”がいる森(2022年製作の映画)
1.0

このレビューはネタバレを含みます

駄作…だと私は思います。

でも、このご時世、こんな駄作を作れる事、それを世間に恥ずかしげもなく発表出来る事自体、才能ではないでしょうか。…褒めてませんよ。

酷評動画が沢山挙がっていますが、まあ致し方ないでしょう。あの「リング」の中田秀夫監督作品という事で事前情報を入れずに期待して観に行きましたが…怒りを通り越して、がっかりしました。酷評レビューは挙げない主義でしたが、これはあまりにも酷い。最後の最後まで、物凄いどんでん返しがあって流石!となる事を期待しましたが、それは叶いませんでした。

まずストーリーの中心になる出演者達の演技が酷すぎます。子役=気持ち悪いほど演技が上手い。のがデフォルトだと思ってる人には、信じられないレベルの酷さです。リングは名作だと思っていますが、当時の松嶋菜々子さんの演技は酷いですよね。恐らく、中田秀夫監督は大根役者や素人用の演技力が向上する演出力は持ち合わせていないのでしょう。オーディションは何を見ていたのか?或いはオーディション自体なかったのか?
何人かベテランの役者や他のドラマでは輝きを見せているバイプレーヤーも出演していますが、キャリアから抹消した方が良いでしょう。

漫画「寄生獣」で、「A」や「島田」が、新一の学校に乱入するシーンがありますよね?(島田は転校生だから乱入ではないか💦)あれは、漫画なので、リアルなんですが、実写にするとちょっと難しいと思います。映画「寄生獣」は前編しか観ていないのでわかりませんが。「それ」が学校に乱入するシーンは余りにアレでちょっと笑っちゃいました。

福島県が舞台になっているのは、エンドクレジットで流れるような未確認飛行物体の目撃情報が多いからなのでしょうか?しかし福島県なのに誰一人東北弁を話さないのはおかしい(笑)

事件からたった三ヶ月で、あれだけ犠牲者が出ているのに、みんなで仲良くサッカー大会で、家族関係も修復でめでたしめでたしは、あり得ないと思います。トラウマになって中々元通りに暮らせないのが普通じゃないでしょうか?

キャストの誰にも感情移入出来ないストーリーとか、ずっと消えない説明の出来ない違和感、中田秀夫監督に確認出来るかもしれません(笑)