アカデミー賞: 短篇アニメ映画賞受賞作。
騒がしいカフェの窓際でタバコをくゆらす男。
“What is Love?”と一言。
ときおりその男に戻りながら、様々な“Love”の断片が描かれます。
海を眺め無言で1本のタバコを吸う若い男女（女の子だけ水着でトップレス）。
スマホのマッチングアプリから目を離さなない男女がスーパーで隣り合わせに。
ウィンドウのマネキンに話しかけるホームレスの男。
高層住宅の上から飛び降りそうな少女。
一夜を過ごした男女のテキストメッセージのやりとり。
ベンチに並び座る老夫婦。
雨の中、花束を手に呼び鈴を押す男。
男に色について尋ねる女の声。
同じ画版を抱えすれ違った男女。
高層ビルの窓越しに窓掃除の男とキスする男。
スケボーに二人で座りキスしながら坂を下る男女。
事故を起こしたのか病院でヘルメットを手に待つ男。
一人墓参りにきた老人...
それぞれのアニメーションが魅力的です。
“Love is a secret society.”（=“Loveは秘密結社”かな？）と男がひとこと。
タイトルの『The Windshield Wiper（車のフロントガラスのワイパー）』。
作中に出てくるわけではないですが、雨粒が当たり、流れ、ワイプされ、また別の雨粒が…という様々なLoveが生まれては流れ、消え、また生まれ…というモチーフでしょうか。
https://www.thewindshieldwiper.com
