おれんじ

線は、僕を描くのおれんじのレビュー・感想・評価

線は、僕を描く(2022年製作の映画)
3.8
水墨画に出会い、心が解放されていく大学生の霜介(横浜流星)と霜介に刺激され成長する千瑛(清原果耶)。

光や音楽の使い方、「ちはやふる」の製作チームらしさが出ていました。ベタな展開ではあるし、「かるた」が「水墨画」に置き換わっただけよね?と最初は思ってたんですが…

真っ白な紙に線を描く。
白と黒だけの世界が鮮やかに見える。
間違っても大丈夫、修正が効く。
新たに線を加えてみるとまた別の画が生まれる…
水墨画を人生に例えた素敵な作品でした😭✨

筆先から生み出す線のみで描かれ、濃淡で繊細さや躍動感が感じられる…奥深い水墨画の世界に魅せられました。

夢中になって打ち込めるものが見つかった時の喜びって良いですね、爽やかな気持ちになれました。

江口洋介、良かったな〜。主役を邪魔しない存在感、絶妙なキャラが作品のクオリティを上げていたと思います。
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