エリオット

宇宙探索編集部のエリオットのレビュー・感想・評価

宇宙探索編集部(2021年製作の映画)
4.1
こちらでいう「ムー」のような宇宙雑誌「宇宙探索」は昔は飛ぶように売れていたがそれも今は超ジリ貧
それでも同誌の編集長は田舎の村で宇宙人が出たと聞けば編集部のいろんなものを処分してでも出掛けていく世間からすればだいぶイタい人

序盤からかなりグダグダの低予算コメディが展開されるので半笑いながらもこれはこの先大丈夫か?と思うのだが、宇宙人を求めて田舎に繰り出すいわゆるロードムービーになってからは会う人会う人常軌の逸し方が半端なくてついつい笑ってしまうし、そう思っていると終盤には「宇宙とは何?」とか「人は何のために生まれてきたのか?」とか哲学的な命題が出てきてそれに本作なりの回答を示していたりして、えっ?こんな映画やったん?と首を唸らされてしまう

見てみないと分からない妙な魅力のある中国インディーズ映画だった
エリオット

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