ニタ

さかなのこのニタのレビュー・感想・評価

さかなのこ(2022年製作の映画)
4.0
『サバカン』に続いて昭和風景の味わえる作品。
絵に描いたような不良キャラ可笑しかった(あのバイクの音!)😂
さかなクンの半生をのんが演じる。皆さんが書いているように、のんのキャスティングは好ましいと思えた。

男か女かが問題ではないように(冒頭、スクリーンに掲げられる言葉が非常に効果的)、柳楽優弥が高校生に見えなくてもw(磯村勇斗はそこそこ見える)、豊原功補が歯医者に見えなくてもいいということでもあるんだなぁとおおらかな気持ちに。
ミー坊(のん)のキラキラした瞳は雄弁で、魚が好きでたまらないことが十分伝わってきた。母(品も芯もある井川遥)のあっぱれな子育て。モモコ(夏帆)の自然なけだるい感じや熱帯魚店の店長さんもよかった。
個人的に抜きん出て感じられたのが岡山天音。なんていい顔するんだろう🎶

びっくりしたのが、お母さんがミー坊に渡した魚の図鑑(小学館じゃなかろうか?)。
あれ同じもの持ってました。ちゃんと昭和設定で用意したんだな~とか「おぉ!」ってなった(笑)
植物とか動物とか他の図鑑もセットで親から買ってもらって、私の場合はほとんど本棚に飾られてるだけだった。
ある時期が来て魚の図鑑だけ妙に開いた頁は…“サメ”🦈ある時期とはもちろん『ジョーズ』の公開時です(笑)人を襲う、の表記があるサメにマーカーでやたら線を引いた覚えがある…
あ、脱線(^^;

ちっさめシアターだったのですが、終始笑い声に包まれ、不思議な幸せ感と一体感が漂っていたのが印象的だった✨
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