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神は見返りを求めるのkazu1961のレビュー・感想・評価

神は見返りを求める(2022年製作の映画)
4.0
🔸Film Diary🔸
▪️本年鑑賞数 :2022-424
▪️死ぬまでに観たい映画1001本-※※※

🖋『ヒメアノ〜ル』の吉田恵輔監督の原点回帰のような作品です!!人間の内面を抉った胸糞悪さが、その行き過ぎが故に逆に潔い作品のに仕上がっています!!お人よしな主人公の会社員・田母神(ムロツヨシ)が合コンで知り合った底辺YouTuberゆりちゃん(岸井ゆき)の手助けをし、良きパートナーとなっていく。。。とても清々しいラブロマンスかと思いきや、中盤から様相が一転、動画がバズり始めたことで2人の関係性に亀裂が生じ、欲望やら嫉妬やら復讐心やらの醜い感情が渦を巻いていくディスり合戦に!!この前半と後半で全く展開が変わってしまう面白さはやはり吉田恵輔監督ならでは!!

🖋後半は、「見返りを求める男」と「 恩を仇で返す女」へと豹変していきます。ここからはもう感情移入はできません!!もうただ胸が悪いの恋は!!ムロツヨシ×岸井ゆきのという化学反応で魅せる面白さでその胸糞が薄れてくれます。

🖋現代の若者には必須なYouTuberを題材にし、その闇もきっちりと描いています。そういう意味では社会性あるメッセージもしっかりとした作品で、見応えがらとてもある作品です。それぞれの根底にある心情に何だか泣けてしまう自分がいました。。。リアル!!

😱Story:(参考: 公式サイト )
主人公・イベント会社に勤める田母神(ムロツヨシ)は、合コンでYouTuber・ゆりちゃん(岸井ゆきの)に出会う。田母神は、再生回数に悩む彼女を不憫に思い、まるで「神」の様に見返りを求めず、ゆりちゃんのYouTubeチャンネルを手伝うようになる。登録者数がなかなか上がらないながらも、前向きに頑張り、お互い良きパートナーになっていく。そんなある日、ゆりちゃんは、田母神の同僚・梅川(若葉竜也)の紹介で、人気YouTuberチョレイ・カビゴン(吉村界人・淡梨)と知り合い、彼らとの“体当たり系”コラボ動画により、突然バズってしまう。イケメンデザイナ一・村上アレン(栁俊太郎)とも知り合い、瞬く間に人気YouTuberの仲間入りをしたゆりちゃん。一方、田母神は一生懸命手伝ってくれるが、動画の作りがダサい。良い人だけど、センスがない…。恋が始まる予感が一転、物語は“豹変”する――!

🔸Database🔸
・邦題 :『神は見返りを求める』
・原題 : ※※※
・製作国 : 日本
・初公開 : 2022
・日本公開 : 2022/06/24
・上映時間 : 105分
・受賞 : ※※※
・監督 : 𠮷田恵輔
・脚本 : 𠮷田恵輔
・原作 : ※※※
・撮影 : 志田貴之
・音楽 : 佐藤望
・出演 : ムロツヨシ、岸井ゆきの、若葉竜也、吉村界人、淡梨、栁俊太郎

🔸Overview (参考:映画. com)🔸
ムロツヨシと岸井ゆきの演じる男女の本音と建前や嫉妬と憧れを描いた、「空白」「ヒメアノ~ル」の吉田恵輔監督オリジナル脚本による異色恋愛ドラマ。合コンで出会った、イベント会社に勤める田母神と、ユーチューバーのゆりちゃん。再生回数に頭を悩ませるゆりちゃんを不憫に思った田母神は、見返りを求めずに彼女のYouTubeチャンネルを手伝うようになる。それほど人気は出ないながらも、力を合わせて前向きにがんばっていく中で、2人は良きパートナーとなっていく。しかし、あることをきっかけにやさしかった田母神が見返りを求める男に豹変。さらにはゆりちゃんまでもが容姿や振る舞いが別人のようになり、恩を仇で返す女に豹変する。田母神役をムロ、ゆりちゃん役を岸井が演じるほか、若葉竜也、吉村界人、淡梨、柳俊太郎らが脇を固める。
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