かえるのエリー

リボルバー・リリーのかえるのエリーのレビュー・感想・評価

リボルバー・リリー(2023年製作の映画)
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押しのSixTONESからジェシーが出ているとのことで、観ようかな〜と思っていたら、さっさと上映終わってた。ベトナム行きの便で発見し、iPad miniと同等の画角で鑑賞。

正直なところジェシーの歌声に惚れているのだが、演技はちょっと。。。でも推しの軍服ビジュアルは一応観ないとね。行定勲監督、よく名前は聞くが、私は観た事あったっけ?と調べたら、あぁ「セカチュー」かぁ。。。




以下ネタバレ感想




「ユリさん!もう無理だよっ!!」

ええ、私もそう思う。

あまりにもユリが不死身すぎ。スパイとして最強としても、人間の限界を超えていた気がして、白いドレスを真っ赤に染めたい欲望ばかりが気になってしまった。

そして“殺し合いからは何も生まれない”というメッセージ、心の底から同意するものの、大正時代という設定では絵空事に聞こえてしまうのは気のせいだろうか。第二次世界大戦開戦が昭和14年と思えば、山本五十六の「10年は開戦を遅らせる」は実行されたようだが。

一方で大正時代をポジティブに捉えるならば、衣装はとても素敵だった。ドレス然り、着物の柄も。背景もその時代を感じられて良いのだが、多くを用意出来ないためか、時代に影響されない自然のシーンが多かったような。。。

トヨエツ、アベサダなど豪華キャストは美味しい。登場するだけで画面が引き締まる。シシドカフカと古川琴音の後方部隊も色を添えるよね。そして冒頭触れたジェシーだが・・・彼はね、強いて言うなら舞台向き、それもミュージカル。今夏の舞台「ビートルジュース」は本当に素晴らしかったのよ、ほんとに。

こんな小さな画面で観た故、星は付けずにおこう。だって、filmarksのキャスト見て、え〜⁉︎鈴木亮平出てた⁉︎って思ったくらいだから。。。