スワヒリ亭こゆう

リボルバー・リリーのスワヒリ亭こゆうのレビュー・感想・評価

リボルバー・リリー(2023年製作の映画)
3.5
小説が原作の映画ですね。
時代は大正時代で、関東大震災が起きた約1年後。
海外の要人を50人以上殺した女スパイ・小曾根百合を綾瀬はるかが演じています。
綾瀬はるかさんは演技の凄さに加えてアクションまで最近は凄いですね。
銃の構え方からマーシャルアーツの様な格闘シーンも見事です。
堂に入った演技が素晴らしいですね。

僕はあまり幣原機関に関して詳しくなくて、幣原喜重郎の事なのかな🤔
小曾根百合に関しても、まるで実在の人物の様に描いていたのは面白かったです。こういうのは実在でも、そうじゃなくても、どちらでも良いですね。
とにかく映画が面白くてカッコいい主人公になっていたら、それで良いんです。

少年が陸軍に狙われて、それを守るリリー。
金が絡み利権が絡む。テーマはめちゃくちゃ好きです。
綾瀬はるかの役・小曾根百合がS&Wのリボルバーを武器に闘う姿が美しかった。
彼女を中心に据えた映像も美しかったですね。

ストーリーがもう少しスケールをデカく出来たら面白かったと思います。金が絡んでくるんですけど大正時代の1億以上の金ですから、物凄い金な訳です。それに見合った展開を見せて欲しかったです。

もっと言うなら小曾根百合が闘う信念みたいなものが、もう少し具体的に描いてるだけでも違ったかもしれないですね。