[20221004]分かりやすい悪の親玉が孤島で武闘集団を作り、そこで定期的に開かれる武術トーナメントに潜入して親玉の打倒を目指す、という設定は今ではもはや安直にも思えるけど、それだけ設定が擦られてるということでもあると思うので影響力は凄まじいなと。
リーが夜中に行動してた時とか顔見られてるはずなのに、ウィリアムズが決め打ちで犯人扱いされて殺されるの可哀そうだろ！ みたいな展開の甘さがあったりして物語的には微妙。傷跡も明らかにペイントっぽいし安っぽさはある。かつてトリビアの泉で、リーとローパーが戦ってる時に肘をついて横になってる奴がいるという話が出たことあったけど、リーが連続足蹴りをしてる時に笑い出してる奴もいたり、エキストラが全体的に棒で緊張感無いのも残念。
とは言え、リーの動きの軽快さや声高に叫ぶキャラの濃さは目立っていたし、ラストの合わせ鏡の間の演出とか面白い所はあった。アクション映画としては一つの成功を見てると思うので、その後にジャッキー・チェンがややコミカル路線に行ったのもなんか分かる気はする。
