リョウ

大いなる自由のリョウのレビュー・感想・評価

大いなる自由(2021年製作の映画)
1.5
初めまして新ル・シネマ‼️😆
あのマダムの聖地から一転、こんな渋谷のど真ん中に移動するなんて💨
もはやセレブ臭の欠片もしなくなった新ル・シネマ、そのお陰か旧ル・シネマの時より観客が多かった気がする😅
さてさてこの映画、予告編すら観てなかった私は「きっと監獄の中、看守達からのヒドイ虐めや嫌がらせにも屈することなく自分の自由を求め続けた男の大いなる精神を描いた映画なんだろ~な~」と勝手に想像していた。
そう、まるでアンジー監督の「アンブロークン」の様に。
が、あっさり私の期待は裏切られる💦
「こ、これは刑務所という虐げられた場所の中でも男とセッ●スすることを決して諦めなかった偉大なる性欲の持ち主の男の物語ではないか~😱😱😱」
もう冒頭のシーンからドン引きが止まらない‼️
「え、え~こんなシーン休日の真っ昼間からスクリーンで流しますか???」
と驚愕してしまう強烈なショットの連発。
もう第1ラウンドから私の足はダウン寸前である。
そして恐ろしいことに当時のドイツでは同性愛行為をしただけで刑務所に入れられてしまうのである。
それにも関わらずこの主人公、全く反省することなく刑務所の中でも懸命にセッ●スセッ●スに励む日々。しかも何故か相手がイケメン🤣
この性欲のマエストロと呼んでもいい主人公の役者さんが凄い。何十年にも渡る刑務所での時系列を口髭と表情だけで使い分けてるのだ。
ある時は刑務所の右も左も知らない生まれたての小鹿の様なあどけなさ、ある時は刑務所のドンの様な(まるでク●ーンのフレ●ィを思わせる様な)威圧感あふれるタフガイ。
が、彼の中で決して変わらないもの!
それは性への渇望である!!
男とセッ●スする為ならどんな手段も厭わない。
男と逢い引きする為ならどんな場所でも構わない!!
そんな彼の熱い精神がとうとう氷の心を持つ男の人生を変えてしまった‼️
上映中ほとんど音楽も流れず台詞もかなり少な目の骨太映画。
2時間ずっと監獄の中。至る所にあらわれる野郎のケツの数々。
そしてラスト、主人公がとった行動に開いた口が塞がらない😱😱😱
リョウ

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