RRR

ドント・ウォーリー・ダーリンのRRRのレビュー・感想・評価

3.9
・クリーンで美しい街並みのビクトリー社の社宅街で何不自由なく暮らすアリスとジャック夫婦 隣人のマーガレットの様子がおかしい事や 不意に襲われる不可解なフラッシュバックが気掛かりなそんなある日、丘の向こうで飛行機の墜落を目撃する 夫や街の誰もがその事に触れず…的な内容

・『サバービコン 仮面を被った街』の様な感じかな?と思いましたが斜め上のトンデモ真相でしたね
 張りぼての世界の中でアイデンティティを取り戻す主人公アリス…町並みが綺麗で幸せ感満載であればある程モデルハウスの様な現実味の無いウソ臭さがたまらないですね 
・玩具のセットの様にキラキラした世界で毎日楽しく暮らせたら…毎朝同じ様に目覚め、夫は仕事、妻は家事、習い事に勤しんで午後はプールサイドで友人らでお喋り、カッコいい車に乗って綺麗な服を着 週末になれば夫婦でパーティーへ…、最高かもしれない(笑
・まぁ現実は只の(人生の強奪)なんでね…夫は妻の了解を得ず人生を好き勝手操って良い訳がないので 
・正直男性の不甲斐無さが余る内容でしたねぇ…フランクら男達が懐古主義に浸っているそばで いずれ妻達は現実味の無い夢の中のおままごとには付き合ってらんなくなると思いますよ…
・前半の中身の入って無い見せ掛けだけの卵を握り潰すくだり、(ビクトリーと言う偽物の理想郷)があの(からっぽの卵)に要約されていた様に思いました 
・ちょっと無理あり過ぎだろ…と設定の曖昧な部分は多かったのかなと思うのでその辺り評価の別れる処なのかもしれません 
・個人的にどストライクな内容で こう言う一風変わったアプローチの作品に出逢うと喜びもひとしおですね 面白かったです
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