ホラーマニア斗真

PARALLELのホラーマニア斗真のレビュー・感想・評価

PARALLEL(2021年製作の映画)
3.4
鮮血と狂気に彩られた
       ホラー映画の館へようこそ

"不道徳で美しい禁断のホラー映画"

館主のホラーマニア斗真です(笑)

今回は結ばれてはいけない2人の男女が愛し合う日本発🇯🇵のロマンスホラー映画を紹介!

ストーリーは…
両親から虐待を受けていた過去を持つ舞は、バーで謎めいたオタクと出会ったのをきっかけに運命を狂わされていく…。

感想としては…
ホラー映画としては全然、怖くもグロくもありませんでした。ホラー映画として怖くないと、いつも低評価をつけることで知られているホラーマニア斗真ですが、今回は単純に1つの作品としてまあまあ面白かったです。怖くないのに面白いからちょっと悔しいな〜(笑)

みなさんのレビューを覗いていくと、グロい、ゴア、血が飛び散る等のキーワードがたくさんあると思いますが、"テリファー"や"屋敷女"をレベル10だとした場合、本作品はレベル5だと感じました。ホラー映画が苦手な人でも頑張れば見れる内容かと…😆

グロさは"13日の金曜日"シリーズと同程度かな。ただ、"サスペリア"のようなネオンライト、日本独自の文化として知られているアニメやコスプレ、本作品でしか見られないオリジナルのアニメーション、特殊な性癖を持つ男女の奇妙なラブストーリー等と色々な要素が上手い具合に絡み合っていて、飽きなかったです。

ラストはなんとなく予想できる結末でしたが、1つ1つのカットシーンが美しくてまるでアート映画を見ているかのようだった。快楽殺人が好きなオタクが人を殺すシーンでさえも美しい。

本作品に込められたメッセージを読み解いていくと、色々な正解があって正解は1つではないことから、色々考えさせられるホラー映画でもあったりします。

というわけで、"MAY"や"ガーゴイル"、"ぼくのエリ 200歳の少女"といった、ラブストーリーとホラーが融合した作品が好きな人にはかなりオススメです。純粋なホラー映画が好きな人には退屈かもしれませんが…🙄

あ、日本のホラー映画にしては珍しく役者たちの演技が自然に溶け込んでいる感じで上手かった〜。無名の役者はホラー映画にピッタリ👍

少し前に"真・事故物件 怖い住民たち"や"オカムロさん"といったスプラッターホラー映画が公開されたばかりで、最近はスプラッターホラーがブームなのかな?

※エンドロール後も絶対に見逃さないように〜