小川勝広

コール・ジェーン ー女性たちの秘密の電話ーの小川勝広のレビュー・感想・評価

4.2
リアルミッションインポシブル、
静かな作品だ。

なぜ静かなのか。

違法活動を水面下で、
続けるひとたちの話しだから。

なぜ違法活動を。

ひとを救う為の法律が、
反対に、
その法律に追い込まれたり、
絶望するひとたちが多いから。

警察は動かないの。

警察も来る。

フランク・セルピコのような、
風貌の警官。

当時NYPDに勤務していたセルピコは知っていた可能性はある。


そんな静かな活動を、
静かに描いた作品。

まさに、
リアルなミッションインポシブル。

反戦運動も声だけで表現していた。

エリザベス・バンクスは、
本作のリアルバービーのような難しい世界観を背負ったり、
プロデューサー業もやり、
『チャーリーズ・エンジェル』や
『コカイン・ベア』のような、
エンターテインメントバリバリの、
シナリオ、演出もやる、
しかもかなりの腕前、
トム・クルーズでも監督作品は無いのではないか、
イーストウッドもコカイン・ベアのような、
楽しい作品は撮れないでしょう。