“映画は好きなの
色々忘れられるから まるで…”
80年代パリ
シングルマザーとなったエリザベートは子供達を養うために深夜のラジオ番組で働き出すが、そこに現れた家出少女タルラを家に住まわすこととなり…と進んでいくストーリー
シャルロットゲンズブールが魅力的!
撮影当時53歳ですって?!
なんとも言えない惹きつける力のある人だなぁ。
ストーリー自体は凄くフランス的で
ポエティックで、愛に生きていて。
驚くほどドラマティックな展開ではないんだけど立派な”ドラマ”になる。
そんな自分とはかけ離れた世界に少し置いていかれていたんだけど、ラストの語りかけで
“他者はみんな、過去の私なの”
という言葉がとてもしっくり胸に入って、彼女の取っていた行動や感情の意味がじわじわくるような、そんないいエンディングだった