カレクック

小説家の映画のカレクックのネタバレレビュー・内容・結末

小説家の映画(2022年製作の映画)
-

このレビューはネタバレを含みます

映画監督であるホン・サンスにとって、作中の小説家の言葉や態度は噴飯ものだろう。接する人間が彼女に敬意を示しながらもどこか腫れ物に触れるような扱いをしていること、そして映画を観終わったあとの主演女優のうんざりした表情からそれがうかがえる。小説家の映画には「小説家の」という修飾語がつくものなのだ、という思いが込められているにちがいない。それがこれほど(一見)のっぺりしとた会話劇として表現される凄み。
カレクック

カレクック