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オードリー・ヘプバーンのkazu1961のレビュー・感想・評価

オードリー・ヘプバーン(2020年製作の映画)
4.0
🔸Film Diary🔸
▪️本年鑑賞数 :2023-006
▪️死ぬまでに観たい映画1001本-※※※

🖋映画ファンの私にとって大好きな永遠の大スター、そしてファッションが仕事の私にとって大好きな永遠のファッションアイコン、そんなオードリー・ヘプバーンの内面、人生に触れることのできる素晴らしいドキュメンタリー作品です。

🖋️世界を熱狂させた輝く笑顔のコケティッシュな美しさの中に、凛とした強い意志と心の傷や孤独からくる不安定さが垣間見える、その理由が良く分かりました。

🖋️ヘプバーンの生き様、人生、それは子供時代の戦時中の体験と父親から愛を与えられなかったことから端を発した、大スターでありながらも満たされない愛への渇望と孤独、そして人生の後半からの自分の子供への愛とユニセフを通じた世界の子どもへの無償の愛、愛を求めることから愛を与えることへと変わっていったその人生の大変さと素晴らしさが見事に伝わってきます。そして亡くなる前には自分を愛することもできたというのは。。。これぞヘプバーンの強さ、エレガンスの源泉なんですね。。。

🖋️本作、永遠の大スター、オードリー・ヘップバーンのキャリアとプライベートを追いかけたドキュメンタリー。名作のシーンを入れつつ、時系列で追っていくストレートなアプローチで彼女のエレガントな強さの源泉が分かるように描かれています。
女優としてのキャリアよりもプライベートの素顔に焦点を当てているところが今までのドキュメンタリーとは違った部分だと思います。

🖋️「人生の最後に、自分ことを好きになれた」と語る彼女の本当の人生とは。。。オードリーのファンには必見の作品かも知れません。。。

😌Story:(参考: Wikipedia)
1929年に生まれたオードリー・ヘプバーンは両親の離婚、第二次世界大戦、バレエ・ダンサーとしての挫折を乗り越えて大スターになり、やがて映画界とファッション界のアイコンとなっていく。二度の結婚の失敗のあと1993年に亡くなるまで、晩年はユニセフで世界の恵まれない子どもたちのために尽力した。しかし愛の塊であったヘプバーンは、実は愛に飢えていた人でもあった。

🔸Database🔸
・邦題 :『オードリー・ヘプバーン』
・原題 :『Audrey』
・製作国 : イギリス
・初公開 : 2020
・日本公開: 2022/05/06
・上映時間: 100分
・受賞 : ※※※
・監督 : ヘレナ・コーン
・脚本 : ヘレナ・コーン
・原作 : ※※※
・撮影 : シモーナ・ススネア
・音楽 : アレックス・ソマーズ
・出演 : オードリー・ヘプバーン、ショーン・ヘプバーン・ファーラー、エマ・キャスリーン・ヘプバーン・ファーラー

🔸Overview (映画. com)
世代を超えて愛され続けるハリウッド黄金期の伝説的スター、オードリー・ヘプバーンの知られざる素顔に迫ったドキュメンタリー。幼少期に父親による裏切りに遭い、ナチス占領下のオランダという過酷な環境で育ったオードリー。初主演作「ローマの休日」でアカデミー主演女優賞を受賞し、映画スターとして輝かしいキャリアを築きあげる一方、実生活では幾度も離婚をし、愛される喜びを得られずにいた。晩年にはユニセフ親善大使など慈善活動を通して多くの人々に癒しと救済をもたらし、生涯をかけて「愛すること」を信じ、与えることを貫いた。映画では貴重なアーカイブ映像をはじめ、俳優リチャード・ドレイファスやピーター・ボグダノビッチ監督ら映画関係の仲間たち、息子や孫、友人ら近親者のインタビュー映像を交えながら、名声の裏側に隠された本当の姿を浮かび上がらせていく。
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