アメリカの田舎にポルノ映画を撮りに来た男女6人を相手に、貸家のオーナー老夫婦が繰り広げる殺人劇。
こういう作品は如何にして殺すかが見どころだと思っています。その点に言及すると、もう少し殺し方にバラエティがあっても良かったのではないかと。1番最初の殺しがマックスでしたね。あれはB級感があって、血飛沫が豪華で、その後にダンスのおまけもあって、なかなかに良かったです。
老夫婦、特に妻の方を見ていると、心身共に綺麗に歳を取りたいものだなと思います。拗らせて歳を取ると自分にとって自分が手に負えない生き物になってしまいそうです。そして、性に対する倫理的配慮なのかも知れないけど、唯一のモザイクシーンがあれなのも、ブラックジョークに感じてしまいます。所々ニヤニヤできるシーンがあって良かったです。
あと、作品の冒頭と末尾に出てくる警官の淡々とした感じが良いですね。作中で起きたことがクソくだらない事件だと言っているようです。しかも、警官が「クソッタレのホラー映画」って言っちゃうおまけ付き。こちらも作品に対するブラックジョークが効いていて好きです。
