ニタ

ハウのニタのレビュー・感想・評価

ハウ(2022年製作の映画)
3.5
動物が出てくるものはもうそれだけで涙が上がってくる。犬飼いさんはたまらないでしょう🐶
終盤近くで主人公がハウに語りかける言葉を聞いた時はやはりハンカチが要りましたが( ;∀;)他のどこと言うより、元いた場所に帰る為に懸命に走るハウの姿だけで胸がいっぱいになりました(ちょっとずつ体が汚れてしまっていくのとか葉っぱのついた体とかほんと切なくて)。

馳星周の『少年と犬』を重ねながら観ていた。

犬を含め、動物だけが接する人間を見た目だけで判断したりしない。
貧しかろうが罪を犯した人であろうが不幸な人であろうが、一時でも恩を受けた人のことを心の眼で見ているように思う。うわべで判断しがちな人間の愚かさを改めて感じる。

ハウの奮闘に、東北の震災やDV案件、保護犬・猫の話等を絡めて描かれていたりで結構盛りだくさん。
主人公の観てるTVに椿鬼奴が出てたり、ハウが立ち寄る商店街のおばあさんは宮本信子だし(1人ご飯のシーンがこなれすぎ)、石橋蓮司もいたし、出演陣も盛りだくさん。
エライザちゃん綺麗で眩しかった✴️
ニタ

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