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ケイコ 目を澄ませてのkazuのレビュー・感想・評価

ケイコ 目を澄ませて(2022年製作の映画)
3.6
生まれつき聴覚障害により両耳とも聞こえないケイコ(岸井ゆきの)は、下町の小さなボクシングジムで日々練習に励んでいました。彼女はプロボクサーとしてリングに立ち続けながらも、心中は不安や迷いだらけで、言葉にできない葛藤を募らせていました。"一度、お休みしたいです" とジムの会長(三浦友和)宛てに綴った手紙を渡せずにいたある日、ジムが閉鎖されることを知ります。。。

元プロボクサー・小笠原恵子さんの自伝を原案にした実話作品!

まず、観始めに感じたのは画質の粗さ。昭和の映画みたいに映像がザラついているんです。意図的に16ミリフィルムで撮影したようで、どこか時代がかっていて、独特な肌触り感があり、生々しく温かく、ボクサーの肉体も妙になまめかしく見えます。漫画『あしたのジョー』的な哀愁とレトロ感が漂っています~

内容は特筆すべきものはなく、ドラマチックな要素もありません。描かれているのは、主人公ケイコの淡々とした日常。『ミリオンダラー・ベイビー』的なストーリーを期待してた私は、些か肩透かしを食らった感じでした😅

これは昭和レトロ感の映像と、"岸井ゆきの" の演技力を楽しむ作品かなぁ…
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