製作会社ATOM＆VOIDのご厚意により、いち早くオンライン試写で拝見。1988年の対ソ抵抗組織サユディス創設に携わった音楽学者で政治家のランズベルギスの肖像から、1991年のソ連崩壊に至る激動のリトアニアの3年間を最新のランズベルギスの証言と多彩なメディアアーカイブ（日本のニュースアーカイブもその中には含まれている）を交互に挿入しながら描く、人民が主体の映画。中盤から歌だけではどうにもならない、階級の非和解を人民が悟った時に徐々に徐々に人民への暴力と対抗の暴力のアーカイブの力が強くなっていく。これが革命の本質だったのである。248分の大傑作。2022年サニーフィルム配給で劇場公開が決定しているため、ぜひ多くの人に見てもらいたい。
