もこもも

モリコーネ 映画が恋した音楽家のもこもものレビュー・感想・評価

4.2
数々の名作映画音楽を生み出したイタリアの天才作曲家・モリコーネの人生と音楽を映したドキュメンタリー作品

この作品と出会えて良かった...
エンニオ・モリコーネという人間を、
生み出した音楽を、携わった作品を、
知ることができてほんまに良かった
ドキュメンタリー映画やから
めっちゃ面白いとかではないけど、
モリコーネの音楽に包まれて幸せやし、
モリコーネに興味を持って引き込まれた
若いうちに彼を深く知ることができたのは
自分にとって大きな財産になると思う

1番好きな映画は?と聞かれたら
学生時代から一度も変わらず、
ずっと『ニューシネマパラダイス』で、
この作品の1番好きなところは"音楽"
それは映画を観たからではなく、
紛れもない本心やから作品を観るに至った

モリコーネの曲は一度聴くと記憶に、心に残る
これは誰かがインタビューで言ってたけど、
もうほんまにその通りやなぁって感じる
知ってる曲は聴いた瞬間に映画や感情が蘇るし、
知らない曲でも一度聴いただけで好きなるし、
中には涙が滲むような曲まであったぐらい
だから彼が携わった色んな作品を観ていきたい
『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ』
『海の上のピアニスト』はもちろん
『夕陽のガンマン』、『ある夕食のテーブル』、
『ミッション』、『ウエスタン』も観たいな

「1961年に映画音楽を始めて
 1970年までにはやめるといった
 1970年になると1980年まで、
 1980年になると1990年まで、
 1990年になると2000年まで、
 でも、もうやめた」

モリコーネをただただ尊敬する
真面目で熱心で謙虚で強い信念があって、
芸術的ぶらないで、音楽と純粋に向き合う
そんな素敵な人であることがモリコーネ自身や
関係者を通して伝わって、大好きになった
妻と2人ずっと支え合ってきたことも感動
監督の前に必ず奥さんに聴かせるから
監督が聴く曲は全て奥さんの好きな曲
っていうのがとっても素敵やった

恥ずかしながらモリコーネが携わった作品は
『ニューシネマパラダイス』ぐらいしか
知らなかったけど、これから沢山観ていって
その時にもう一回この作品を観たいな
邦題の"映画が恋した音楽家"がとっても素敵

「200年後も人は彼を語り継ぐだろう」
もこもも

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