「ノートルダム 炎の大聖堂」
2019年4月に世界を震撼させたノートルダム大聖堂の火災について扱ったジャン=ジャック・アノー監督作品。
警報機の不整備や警報器を扱っていた職員が新人だったこと、いばらの冠を代表とする聖遺物を保管するための鍵を1人の人間が所有していたことなど、様々なヒューマンエラーが垣間見える作品で、不運な事故だと思われがちな出来事が、実は起きるのも時間の問題だったのかもしれないと思わされる。
完全にドキュメンタリーチックな作品だと思っていたが、思っていたよりはドラマ性も迫力もある作品だったが、映画としてのテンポは悪いとは言わざるを得ない。
もちろん、命を張って大聖堂を守った消防士他の職業の人には敬意を表したいが、それとこの映画の出来とはまた別問題なので、この映画の評価としてはこんなものかな。
公開当時IMAXでの上映もあったが、意外とIMAX映えしそうな映画ではあった。