このレビューはネタバレを含みます
原作の黒澤明版は未鑑賞だが、そのリメイクということで、そういう意味で興味を持って鑑賞。
すごいなぁ。
当時はかなり新鮮なテーマとストーリーだったのだろうけれど、
今となっては、ありがちなテーマで、しかも特に目新しいストーリーでもないのに、多分、構成や小道具（ブランコの使い方）などが功を奏してるんだろう、
普通な話なのに、俺のこの感情はなんで？ってくらいジワっとくる。
どれくらい原作に忠実に作られているのかわからないけれど、
きっと黒澤版もかなりすごいのだろうと想像はできる。
気になったのは、若い女性を（自分の立場を利用して？）ちょっと強引に突き合わせたり、若い女性に打ち明け相談をしたりしたところ。
ああいうのは、原作の時代性というよりも、現代でも世界中のいたるところでいまだに起きていることなんだろうけど、
男性の身勝手な甘えに付き合わされる女性が出てきて、なんとなくそれが「良い女性像」みたいな立ち位置になっているを見ると、なんだかモヤモヤした気持ちになる。
オヂの情けなさを表現しているという見方もあるかもしれないが、
ん〜、ちょっとなぁ。って思った。
