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すずめの戸締まりの375のネタバレレビュー・内容・結末

すずめの戸締まり(2022年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

記録

ジブリオタクとしてはもう最初からオマージュ?というか雰囲気を感じざるを得なくてまた別の見方をしてしまったような気持ちにもなるけれど新海誠作品は空や水などの風景がすごく綺麗で特に水面の輝きが特徴的で一番記憶に残ってる。個人的には新海誠特有のスケベっぽい性癖剥き出し場面がなくて良かった。

ジブリ要素としては
Twitterの「耳すま」の文字(←思いっきり書いててびっくりした)
車で流すユーミンのルージュの伝言
渦巻から黄金の糸が出ている所が風の谷のナウシカの王蟲の触手
初めの方のミミズが渦巻くシーンで流れてきた音がもののけのサントラ風味
ミミズがもののけ姫のデイダラボッチ
サダイジン?オオカミももののけ味感じた
要石をお返しするシーンがサンとアシタカ が首を返すシーンと重なった
ミミズの亡骸が緑地に変わるところがタタラ場のエンディング
草太が鱗みたいなもので固まっていくシーンがお風呂で髪色変わっちゃったハウル
草太さんは場面でゲド戦記のクモだったり細田守作品のテイストにも見えてくる感じ
環さんが豹変してしまうシーンがゲド戦記

地震をテーマにした物だと知らずに映画館で観ていたらどういう感情を持って帰ればいいのか分からなくなっていただろうから地上波で観てこういうオマージュのようなシーンを掻い摘んでいきながら一点集中にならなかったのもよかったかなとも思う。

神木隆之介をチャラ男役に当てるなんてジブリじゃできないから新しい一面を見た気持ちになった。芹沢さんの見た目、平成のチャラ男で止まってるけど意外と優しい男でいい奴…
神戸スナックママ役の伊藤沙莉も味があって好きだった
子どものすずめがお母さんの特徴を言いながら探してる姿はさすがに涙抑えられなかった。
ダイジン、最初は憎いなあと思ってたけれど永らく孤独に封印されてた中せっかくうちの子になる?って言われてすずめにくっついてたのに最後はまた要石となって独りになってしまうの、心が痛くなった。
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