やなぎ

すずめの戸締まりのやなぎのレビュー・感想・評価

すずめの戸締まり(2022年製作の映画)
3.8

思うところは沢山あるが…

とても良かった点は、
『そこに在った/在るはずだったものに思いを馳せる』というプロット。

それは思い出だったり、失われた時間だったり人々の生活だったりするわけだけど、
点在する廃墟との相性も良くドラマチックだった。

クライマックスの叔母さんの悲痛の叫びにもハッとさせられた。

「あなたがいない12年間」を想うことは、
「あなたがいた12年間」を想うことと同義だから。





ジブリやエヴァ等の直接的なオマージュの他にも、
少年漫画的、和RPG的な要素があって懐かしい気持ちになった。
大神とかドラクエ5とかうしとらとか夏目友人帳とか思い出しました。
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