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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンスのYのレビュー・感想・評価

4.9
滅茶苦茶で何が何だかわからないけれど、何故だか核はわかる物語が進んでいく奇妙な新鮮さがずっと続く。その感覚の体験にも他にはない価値がある気がした。
自分を見失うことはたくさんあるけれど、今いる宇宙とはまた別の宇宙があるとしたらと考えると可能性って広いなあと思えた。
別々の宇宙が同じ優しさを持って、それぞれの小さな世界が救われていくシーンで考えるよりも先に不思議と感動した。自分を見失ったり、壊したくなったりしたとしても優しさを思い出したいと感じる作品だった。
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