kunico

エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンスのkunicoのレビュー・感想・評価

3.4
前評判の良し悪しが極端でどんなもんかなと思ったけど、お下劣具合はダニエルズが監督だから〜と思えばなんてことなかった。
それで評価が下がるのは勿体無い。
それよりも尺の長さが問題で、後半のたるみをもっとシュッとできれば2時間に収まったよね...?
無駄に長い印象で石になって以降が何の時間?状態だった。

アイディアや前半のテンポの良さは楽しく観れたんだけど、不思議と観た後特に何も残らなかったのが残念。
おふざけ大好き2人組が変に人情描こうとしたことが裏目に出たというか、思えばクワンもシャイナートも過去作どれも自分にはハマらなかったことを思い出す。
とはいえ自分と同じ世代の監督が賞レースを席巻したのは痛快だったし、オスカーも新しい時代を迎えてるのだなと思った。

ミシェル・ヨーよりキー・ホイ・クァンより娘役のステファニー・スー、これからもっと観てみたい。
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