ヒデ

エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンスのヒデのネタバレレビュー・内容・結末

3.7

このレビューはネタバレを含みます

「説明しよう。僕は君の夫じゃない。君に助けを乞いに来たんだ」

コインランドリーを経営する女性が国税庁へ確定申告に行き、マルチバースの世界に巻き込まれて世界を救うことになる話。

何を言っているかわからないと思うけど本当にこんな話。中国がとんでもない予算をかけて作った超次元B級映画だった。

面白シーンがてんこ盛りで、リップクリームムシャムシャ夫、ウェストポーチカンフー、国税庁おばちゃんバックブリーカー、守衛ディルドビンタ、お漏らしエブリン、無双ジョイの七変化、手がソーセージになった世界、ポメラニアンヌンチャク、トロフィーを賭けたけつあな確定選手権、アライグマに操られたコック、全てを吸い込むベーグルなどが見れる。守衛が足を広げてダイブするモザイクシーンは爆笑必至。

登場人物全てにドラマがあり、その全てが回収される。それゆえマジで何をしてるのか度々分からなくなるが、観終わった後は「なんかすごいもん見た」と思える、そんな映画である。

個人的には「突飛なことをすればするだけ遠い次元の並行世界に飛べる」という設定が秀逸で、変なことしてスーパーパワーを身につけるのが面白すぎた。

岩のくだりで世界観が唐突に壮大になるもの好きだし、家族の問題が解決されるラストも良き。


以下、セリフメモ。


「オール・エブリンであんたが一番面白いわ」

≪ただの、岩だから≫

「私はあんたの母親よ!」
ヒデ

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