マカ坊

エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンスのマカ坊のレビュー・感想・評価

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なるほどこれはアメリカのネットカルチャーに日本語で得られる情報からしか接して来なかった純ジャパには到底"分からない"映画やわ。面白いけどね。表層をなぞることしかできん。

辰巳JUNKさんのツイートでようやく少しだけ焦点が合って、まぁ門外漢というか疎外感というか、どうしたって「招かれざる客」になっちゃうのがちょっと悔しいというか寂しいかなー。いやでもそんなものか?異国の文化をその果実からのみ味わおうとするというのは。

"アメリカ人"が"アメリカ映画"を楽しむのと同じようには"日本人"である私は"アメリカ映画"を楽しめないのだという事に改めて気付かされたと同時に、だからこそ私は"アメリカ映画"が好きなのだというアンビバレントな感情に今はなっている。

これからも映画を踏み台に、私にとってのアナザーバースであるアメリカを想像し接近したい。けど「住みたい」とは思わんねんよなー。

明日スピルバーグの映画を観て自分がどんな気持ちになるかが楽しみ。
マカ坊

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