認知症と老老介護。
大変な物語が待ってるのだろうか…と
思いきや、ただただ素敵で幸せな家族のドキュメンタリーでした。
面白いところは、これが3人の家族のドキュメンタリーだというところ。
映っているのは主に老夫婦だけれど、撮っている監督（であり娘でもある）もまた、このドキュメンタリーの主要登場人物でした。
好きなシーンは美容室で髪を切るところ。
ふと美容室の大きな鏡に撮影している監督が映り込んだ。
笑顔だった。
ああ、この映画を撮っているとき、監督（兼娘）は、ずっと笑顔だったんだな…それが垣間見えた瞬間でした。
愛する両親の記録であると同時に、いちドキュメンタリー監督としての幸福もあるのだろう、とにかく楽しくて仕方なさそうでした。
