クドゥー

映画クレヨンしんちゃん もののけニンジャ珍風伝のクドゥーのレビュー・感想・評価

4.0
「自分の殻を打ち破った時、明日に待つのは自由だ」

謎に包まれた忍者の里を舞台に野原一家が明日を目指す「映画クレヨンしんちゃん」第30弾は、未曾有の忍者テロにも少しは見習ってほしい程のアクションとギャグの応酬によって、大人も子供も楽しめるという意味ではこのGW敵なしなファミリーアニメ映画の傑作。

取り違え子という泣かせにきているとしか思えない設定をどこまで引っ張るのか不安なところで、アクの強さを感じない全体的にさっぱりとしたつくりは僕にとっては大変喜ばしいが、前時代的な悪役に悪役らしい見せ場を与えてあげないことが痛快なメッセージである。

三十代独身男にはそろそろ耳が痛くなってきた名言集もコナンの爆発と同様に春の季語であるし、秋元康畑では一人だけ異次元のポテンシャルの川栄李奈がママみある芝居を魅せるが、CV雨宮天のロリって珍しいのではと思っているとバディのくだりが最高すらあった。
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