心臓の前に頭が壊れる全ての人へ
物凄いメッセージで始まる物語
スプリットされた画面で描かれる
リアルな老衰と認知症の症状
夫と妻の目線で描かれる描写に
ドキュメンタリーのような感覚を感じる
妻の認知症による所業が描かれる時
夫がこそこそ愛人に連絡をしていて
留守電に愛を説いているシーンは…
考えさせられる😖
暴力とドラッグが無い
刺激の少ない映画のイメージだが
じわりと忍び寄る避けられない未来は
避けられない恐怖である
最後の思い出がたくさん描かれる
ショットから、徐々にモノが整理されていく様
そして、何も無くなる
感じとれる寂しさに胸が痛い
脳以外に宿る記憶は大事だと思う
久しぶりでも自転車を乗れたり
酔っ払い記憶がなくても家に帰れたり
身体に宿る記憶はあると思う
一説には、1億時間やると身体は忘れない
家事など一日一時間で30年の計算
何の分野でも職人が一人前になるまでの時間は
それぐらい要するのではないかと思ってる