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RRRの10000lyfhのレビュー・感想・評価

RRR(2022年製作の映画)
3.0
1920年代、英国植民地のインドで、イギリス人総督夫妻に連れ去られた妹を取り戻そうとする男性と、同志に武器を供給するためエリート警官としてキャリアアップする男性との、時に立場上、心身ともに激しく傷つけ合いつつも、育まれる友情と、祖国解放への共闘を描いたミュージカル。普通の人間設定なのに、1人または 2人で軍隊を殲滅など、スーパーヒーロー級の活躍をする非現実性に興醒めし、盛り上がり切れず、残念。さらに、主人公警官の情報収集のための拷問、親友同士の激しい肉弾戦、親友による鞭打ち処刑など、見ていられないシーンが多かった。また、拷問に耐えるのを美とする考え方も、個人的には相容れない。裏を返せば、植民地支配された国に今なお残る遺恨の感情を、思い知らされた。密林や都市風景の映像、衣装、ダンスは美しく見応えあり。音楽は、うるさめオケが常に鳴っており、時おりドラムの強いリズミカルな曲も入り、力が入ってる。OP や要所でのヴォイパアンサンブルの 16ビート曲がクール
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