パピワン

アウトフィットのパピワンのレビュー・感想・評価

アウトフィット(2022年製作の映画)
4.0
「裁断師です、正確には…」
「ジーンズの襲来です👖」
「私には『夢』がある」(ジョルノといいギャングスタもどきは皆、夢があるなぁ…)

面白いっ!!
これもワンシチュエーションスリラーに含まれるのかな??(詳しい人いたら教えてくれぃ)
シカゴでスーツの仕立て屋(正確には裁断師)を営む人の良さげなイギリス人おじいちゃん。😊
洒落た言い回しと丁寧な言葉遣い、上品さと気品さを兼ね備えたスーツを作る日々。
なのだが…っ!!
おじいちゃんが作る上品なスーツを着る顧客は魑魅魍魎、百鬼夜行、悪鬼羅刹、泣く子も黙るシカゴの悪党ども!
そう!!ギャングスタ!!

ギャングスタパラダイス、シカゴのスーツ屋で起きるギャングトラブル、そのギャングトラブルに対し、時に老獪、クレバーに対応していく仕立て屋おじいさんの映画!
105分!会話劇が好きな人はハマる作品!
ブラックラグーンのロアナプラでもやっていけそうな仕立て屋ァ!

あらすじ!!
時は1956年、場所はシカゴ。
スーツの仕立て屋を営むイギリス人おじいちゃんのレオナルド(本人曰く、正確には裁断師)。
仕立て屋の受付嬢には、若く美人なメイブル。
レオナルドとメイブルの絆、信頼関係は強く、実の家族のようにお互いを信頼している。
そんな2人の店の顧客どもは前述の通り、シカゴのギャングども!!
血の気が多いギャングの中、レオナルドは人の良さと確かな腕前で店を切り盛りしているのだ。

とある夜、レオナルドが仕事をしていると突然2人の男が店に入ってくる。
男の1人はあからさまに銃で撃たれたケガがあり、トラブルはごめんだ!とレオナルドは入店を拒否しようとする!
すると万能キーの出番!!!🔫
男の片割れが銃でドツいてきたのだ!

銃で殴ってきた荒っぽいのはフランシス、銃撃を受けケガしている男はリッチー。
2人は見ての通りのギャング間のいざこざの渦中にある様子…
2人のトラブルのタネはとあるカセットテープ。
FBIが盗聴、録音したというカセットテープ…
そのテープにはギャング達のパワーバランスが崩れる重大な秘密があるというのだ…

1人、残業していたら巻き込まれたギャングトラブル!!
ブラック企業もビックリなサービス残業!
このトラブルをうまく立ち回りレオナルドはシカゴの闇から生き残ることができるのか!!?

てなーーお話し!!
もう一度言おう!!めっっっちゃ面白かったッ!!
舞台は完全にスーツ屋のみ!
確実に低予算映画の部類なのに面白いんだから、映画ってのはアイディアと脚本で無限の可能性があるなぁ!

仕立て屋のおじいちゃんはもちろんの事、登場してくるギャングまで言い回しが洒落ていて楽しい!
映画自体に大きな波があるってわけじゃないが、この先どうなるんだろう?という展開で飽きないのも洒落てんねぇ!

最後の大オチも個人的にはかなり好き!
ネトフリ独占配信なのがもったいないレベルの掘り出し良作!
オススメッ!!
こいつぁグレートですよ!!

以上!!
このパピワンには「夢」がある!!
週休5日!映画三昧!可愛いインコと愛する妻とのんびり暮らす事だッ!!
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