かえるのエリー

メタモルフォーゼの縁側のかえるのエリーのレビュー・感想・評価

メタモルフォーゼの縁側(2022年製作の映画)
3.8
大学生になってからの活躍が目覚ましい芦田愛菜ちゃん。23年夏クールに続き冬期も日曜劇場に出るそうで、本作を思い出し鑑賞となった。



以下ネタバレ感想



共通の趣味があれば年齢なんて関係ない。50代で車の教習所に通った父は、そこで出会った若者とラーメン食べに行ったと楽しそうに話していたっけ。一方で私も英会話スクールで出会った人たちとの交流を続けている。

学校という狭い世界、気が合う仲間が見つかる人もいれば、そうじゃない人もいるであろう。陽キャを横目で眺めながらつまらなそうに学校生活を送っていたうららが、BLにハマったお婆さんとの交流を通して、ものの見方が変わったり一歩踏み出す様が清々しい。

お世辞にもうららのマンガは上手いとは言えない、いや、むしろ酷い。でも、彼女の気持ちが乗った紙面だから、コメダ先生の琴線に触れたんだね。進路表を提出しあぐねていたうらら、それが漠然と漫画家を夢見ていたからなのかは定かでないが、トライをした事で先に進めるようになったのは間違いない。

ラスト、主演2人が歌う曲が世界観にピッタリで気持ちよかった。

それにしても、どうも趣里と古川琴音を間違いがちな私。いい加減きちんと認識せねば(汗)